ディクテーター 身元不明でニューヨーク/The Dictator
作品紹介
ディクテーター 身元不明でニューヨーク/The Dictator
2012年 アメリカ
時間:83分
ジャンル:コメディ IMDbより
監督:ラリー・チャールズ
アラジーン将軍 / エファード:サシャ・バロン・コーエン
ゾーイ :アンナ・ファリス
タミール:ベン・キングズレー
あらすじ
アラジーン将軍(サシャ・バロン・コーエン)は、幼いころから北アフリカにあるワディヤ共和国の独裁者として君臨していた。彼は気に入らない相手を即刻処刑したり、核ミサイルの開発に手を出したりとやりたい放題だったが、ある日、核ミサイルの件で国連から釈明を求められてしまう。そこで将軍は意気揚々とニューヨークに旅立つが、陰謀により捕らえられ、立派な口ひげをそられてしまい……。
日本と世界の評価
評価
Yahoo!映画:3.45 評価203件 2019/5/12
IMDb:6.4(評価5換算:3.29) 評価249891件 2019/5/12
Rotten Tomatoes 2019/5/12
TOMATOMETER:57% 評価240件
AUDIENCE SCORE:44% Average Rating:3.1 評価167302件
Metascore:58
Yahoo!映画とIMDbとRotten Tomatoes:AUDIENCE SCORE
単純平均評価:3.28
評価まとめ
良い評価:皮肉が効いてる、コーエンさすが、ブラック、テンポが良い
悪い評価:下ネタが多い、くだらない、笑えない、不愉快
評価は日本の方が高め、結構内容がブラックなのでアメリカの方が嫌悪感がある人もいるかもしれません。あとIMDbでは年が若いほど高評価でした。
感想
DVDの表紙に良識のある方、お断りとありますがそんな内容です。
ブラックユーモアというのでしょうか。人種や宗教や国や倫理に挑戦してくるようなジョークなので受け付けない人は受け付けないかもしれません。
私は笑えればブラックでも良いのですがこの作品はそれほど笑えませんでした。
なんでかな。結構表現もきつかったりするんですが、何か足りないような。
最後の演説シーンは風刺が効いていて良かったです。
監督はあそこをゴールにして映画を組み立てていったのかな。
初めに何個かボケを見た後になんか合わないなと思いました。
その日は疲れていたので睡魔との闘いかとも思ったのですが、意外に眠たくなりませんでした。
ボケがあまり面白くないのに眠くならない不思議な映画でした。
これは評価にもありますが、テンポが良いからかな。
そして後半ハリウッドのお決まりの方程式を使ってきます。
こんなおバカコメディですが、4分の3過ぎたあたりで物語の谷間を作っています。
もしかしたらこの監督は凄いのかもしれません。
谷間からの演説シーンを活かすためにきっちりと計算されつくした技術で作りこんでいるのかもしれません。
面白くないのに眠くならないと褒めてんだか貶してんだかわかりませんが凄い技術と先人たちの残してきた知恵の凄さに驚きます。
時間も83分とコンパクトに作られていて見やすいと思います。
サシャ・バロン・コーエンを褒める評価も多かったのでこの機会に覚えておきます。
この映画が本領なのか。もっと違う面を見れるのか。
評価はそんなに高くないのでそのまま3.28点とします。
評価 3.28点