32型シアター

32型のテレビで見た映画とその周辺のブログです。

ロード・トゥ・パーディション/Road to Perdition

 

作品紹介

 ロード・トゥ・パーディション/Road to Perdition
 2002年 アメリ
 時間:117分
 ジャンル:クライム、ドラマ、スリラー IMDbより
 監督:サム・メンデス
 マイケル・サリヴァントム・ハンクス
 ジョン・ルーニーポール・ニューマン
 マグワイアジュード・ロウ

あらすじ

 

 1931年、雪の降るイリノイ州ロックアイランドの町。良き夫であり2人の息子の良き父親であるマイケル・サリヴァンには、町を牛耳るアイルランド系マフィアの幹部という裏の顔があった。サリヴァンはボスのジョン・ルーニーから息子のように愛されていた。サリヴァンの2人の息子にも実の孫のように接するジョン。そんな父ジョンを実子コナーは、苦々しく思っていた。ある日、組織の幹部会でコナーはヘマをしでかしたとジョンに責められる。次第に追い詰められたコナーは、父への恐れとともに、サリヴァンに対する嫉妬と憎悪を膨らませていく…。

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日本と世界の評価

評価

 Yahoo!映画:3.61 評価682件   2019/5/25
 IMDb7.7(評価5換算:3.88) 評価227824件 2019/5/25
 Rotten Tomatoes 2019/5/25
  TOMATOMETER:80% 評価215件
  AUDIENCE SCORE:86% Average Rating:4.02 評価188636件
 Metascore:72  

 Yahoo!映画とIMDbとRotten Tomatoes:AUDIENCE SCORE

 単純平均評価:3.84

評価まとめ

 良い評価:泣ける、親子の絆、豪華キャストで素晴らしい、

 悪い評価:長く感じる、脚本が悪い、トムハンクスが役に合ってない

全体的に高い評価でした。男女比年齢比もあまりなくまんべんなくの高評価。IMDbの中央値は8なので半分以上は面白いという事でした。

感想

全体的な評価は高めの作品。2002年の作品という事ですがこの映画を私2002年公開当時映画館で見ました。当時付き合っていた人と見たのですが、その時の感想は映画見ながら意識が飛んでました。
眠気に襲われ、あんまり覚えていませんでした。映画館を出た後も映画の話をした覚えもありません。あれから17年も経ってしまったのか。恐ろしい。
マフィアの映画という以外はあまり覚えていません。


今回新たに見たのですが最後まで寝ることなく見ることが出来ました。
私も成長しました。ですが当時の自分が眠気に襲われたのもわかるような展開でした。
前半部分は撮り方が悪く退屈な展開。もうちょっと地の映像を考えないとこれは眠くなるなと思いました。
その後の銃声でも映画館の大音量でも当時の自分は意識が戻るのが難しかったです。


ロード・トゥ・パーディションは意味はウィキペディアで見ると地獄への道となっていますね。パーディションという町へ向かう物語でもあるので2つの意味で使っているみたいですね。
どんな町やねん。とも思いますが日本にも地獄谷という地名があるのであり得るんかな。
息子のマイケルサリヴァンJrは父親の仕事が何であるのか知らない。親子で同じ名前はややこしいです。欧米ではよくあるのでしょうが映画では避けて欲しいかな。


Jrはある日父親の車に隠れて乗り込み父親の後をつける、そこで父親とコナーが殺しの現場を見てしまう。
その後コナーはマイケルの次男と妻を殺害しそこからマイケル親子の復讐と逃亡の物語が始まるというのが大まかな物語でしょうか。
コナーの凶行が良く分からない。裏社会で女子供への犯行は一番のタブー。まずそれを平気で出来るというのが脚本としてダメなような気がします。
そこら辺の設定が弱いから物語があまり入ってきません。


物語の前半の退屈な映像を撮っている暇があったらここら辺の土台固めにもっと力を入れるべきだったのではないでしょうか。
トムハンクスのギャング役があまりハマってなかったという評価もありましたがそれ以前の前提がはっきりしていないので。
評価コメントでトムハンクスは息子に自分の歩んだ地獄への道を歩ませたくないみたいな評価がありましたがまずそこの描き方が弱いんじゃないでしょうか。
トムハンクスがその地獄の住人であることが伝わってきません。


そこの描き方が弱く地獄の住人であると同時に家族人でもあるという描き方があまりに安易であまり好きな展開ではありません。
家族人であるけれど隠し切れないほどに地獄の住人であるという描き方をしなければこの映画は成功しないのではないでしょうか。
この家族人でもあるという部分でのトムハンクス起用なんでしょうが。
そうであるならばもう少しコメディ調にしたほうが良いと思います。
この映画のシリアス調にするのであればもう少し土台作りに時間をかけなければいけないと思います。そうすればトムハンクスの新たな一面が見れたかもしれません。


17年経って成長したのではなく批判的になっただけかな。性格が悪くなったみたいで嫌ですね。反省です。
評価は3.84点なので-0.5点で3.34点とします。

 

                       評価  3.34点