ヴェルサイユの宮廷庭師/A Little Chaos
作品紹介
ヴェルサイユの宮廷庭師/A Little Chaos
2014年 イギリス
時間:117分
ジャンル:ドラマ、ロマンス IMDbより
監督:アラン・リックマン
サビーヌ・ド・バラ:ケイト・ウィンスレット
アンドレ・ル・ノートル:マティアス・スーナールツ
ルイ14世:アラン・リックマン
あらすじ
1682年フランス。国王のルイ14世(アラン・リックマン)は、国の栄華を象徴するヴェルサイユ宮殿の増改築を計画する。国王の庭園建築家アンドレ・ル・ノートル(マティアス・スーナールツ)は、庭園の建設をサビーヌ(ケイト・ウィンスレット)という無名の女性庭師との共同で任されることに。自由な発想で仕事に臨む彼女と伝統と秩序を大切にしてきたアンドレは、事あるごとに衝突してしまう。その後、徐々に彼女の唯一無二であるセンスを認め、彼女の魅力に惹(ひ)かれていく。
日本と世界の評価
評価
Yahoo!映画:3.41 評価290件 2019/6/2
IMDb:6.5(評価5換算:3.39) 評価18249件 2019/6/2
Rotten Tomatoes 2019/6/2
TOMATOMETER:48% 評価92件
AUDIENCE SCORE:48% Average Rating:3.27 評価4942件
Metascore:51
Yahoo!映画とIMDbとRotten Tomatoes:AUDIENCE SCORE
単純平均評価:3.36
評価まとめ
良い評価:美しい映画、当時の様子が分かる、ケイト・ウィンスレット良い
悪い評価:造園ではなく恋愛の話、中途半端、歴史的な整合性も疑問
全体評価は普通、Top 1000 Votersは1も下がっているので映画好きは低評価、一方女性評価は男性評価より0.5高い、特に45歳以上女性が高め。
感想
女性評価の高い映画ですね。フランス、恋愛、とか一部の女性が好きそうですね。宝塚とかハーレークイーンとかでしょうか。私はどちらも見たことないですけど。
特に45歳以上の女性が高評価です。宝塚よりハーレークイーンよりでしょうか。
コバルト文庫読んでる少女にはまだ早いでしょうか。
すいません全部イメージで書いてます。私の知らない女性の世界という事で。
ケイト・ウィンスレット主演の映画になります。売れてますね。
なんか貫禄もあってメリルストリープに次ぐハリウッドの顔みたいになってきましたね。
タイタニックを当時付き合ってた人と見に行ったのも今は昔。
ケイト・ウィンスレットは立派になったというのに私の体たらくときたら。
まあそれは良いとして舞台は1682年です。
私の偏見もあるのですが中世ヨーロッパ物と戦争物の映画は面白い映画が少ない気がします。
今作はどうだったかというと偏見通りでした。評価はあんまりですね。
評価にもあるのですがすごく中途半端な映画になってしまったのではないでしょうか。
造園も恋愛もなんか中途半端であまり入り込めません。
ラストで庭が完成するのですが、その庭もどうなんだろう。
石畳を引いて大掛かりな噴水を作ってそこでなぜかダンスが始まる。
完成したことへの感動もあまりないし、庭園の主役は草、花、木の植物じゃないのかなと疑問に思います。
じゃあ恋愛映画としては良いかというとそれも中途半端。
アンドレ・ル・ノートルは既婚者なのですがその結婚生活は破綻している。
妻も若い男をつまみ食いしているような状況。
徐々に距離が縮まっていく二人なんですがなんか盛り上がらない。
そこでなぜかハリウッドの方程式をぶち込んできます。唐突な物語の谷間。
ケイト・ウィンスレットは旦那と娘と死別しているのですが、自分のせいで事故にあった娘の事を思い出し落ち込みます。
この展開がなんか不自然。
盛り上がっているからこその谷間だろ。と思います。
そしてケイト・ウィンスレット夫婦も夫婦としては破綻しているという描写を描きます。こんな描写もいるのかな。
この描写があれば安心して恋愛模様を楽しめるとでも思ったのでしょうか。
どんなに良い奥さんだろうと出来た旦那だろうと別の女性男性を好きになる事がある。
それが恋愛の持っている魔力みたいなもんで。
夫婦関係が破綻していたから好きになるというのはその人の魅力ではなく、とても打算的なものを感じます。
二人の内面や背景の描き方が良くない。良くないから谷間も機能していない。
結果とても中途半端な映画になってしまいました。
評価3.36点なので-0.3点で3.06点とします。
評価 3.06点